巨乳魔女
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作品紹介
21世紀、現代――。
主人公・辺出トモルは、付近では並ぶもののない大富豪、天摩家の洋館で働き始めたばかりだ。
本当ならば学園1年生、同学年の連中はみな学校に通っているというのに、主人公は進学せずに天摩家で住み込み奉公人をしている。
別に学力がなかったわけではない。
ただ、天摩家で働かなければならない事情があったのだ。
それも自分のせいではなく、両親が過去になしたことのせいで……。
けれども、そんな自分のことを主人公は不遇だとは考えていない。
「かわいそう?そうなのかな……?おれ、別に自分のことをかわいそうって思ってないよ」
こんなご時世にちゃんと働き口もあって住む場所もある。
それだけで充分じゃないかと思う。
もちろん、天摩家の当主、厳一郎にはずいぶん厳しいことを言われているけど――正直、嫌われているみたいだけれど――それでも充分幸せだ。
執事の静女さんは怖いけど、黒服たちは賑やかだし、それに、何よりも聖詩流お嬢様が優しい。
これで優里亜お嬢様もいたら、もっと楽しかったのだろうけど。
聖詩流の姉、優里亜お嬢様は、一カ月から謎の失踪中だ。
そんなある日、トモルの人生を変える出来事が起こる。
メフィストフェレスよろしく、とんがり尻尾の悪魔がやってきて、契約を迫ってきたのだ。
魂をもらう代わりに、願いを叶えてくれるという。
だが、トモルはファウスト博士ではない。
その声音、その眼差し。
いつも見ているあの人に違いない。
トモルは、悪魔をじっと見てこう尋ねる。
「聖詩流お嬢様……ですよね?」
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【ソフ倫受理済みタイトル】0000698M
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