■ピュピュ＝オナオナ＝パラリッサ（Pyupyu＝Onaona＝Paralissa）
マライオナイ島を二分する国のひとつである、パラリッサ王国の王女。パラリッサ王国パラリッサ王国は、隣り合うファントゥマーヤー王国と 古来より何かにつけ対立している。 というよりは、一方的にパラリッサ王国の方が敵視している。 さらにアーニャとピュピュは幼馴染のため、昔から何かにつけ比べられており、 それがピュピュのアーニャへの個人的な対抗心や嫉妬心へと繋がっている様子。 アーニャが他国視察を行うことを聞きつけたパラリッサ国王が 同じく他国視察をピュピュに命じ、ピュピュもまた、 アーニャをギャフンと言わせてやるとばかりに、主人公の元へ押しかける事となる。王女ゆえか、常に口調は上から目線。 しかし根は悪い子ではなく、素直になれないだけ……のはず。 アーニャと負けず劣らず美しい褐色の肌をしているが、 どうも本人はそうは思っていない様子。 マライオナイ島では肌が黒い程、美人という美醜感覚があり、 自分はアーニャより薄いと勝手に思い込んでしまっている。 体の発育ではアーニャに負けてしまっているが、そこは禁句。生き物が好きで、蛇や蜘蛛なども好き。 動物に対しては素直な気持ちで接する事ができる様子。
日本語はかなり流暢。 ただ、習得にあたって参考にした文献が漫画だったためか、 時折妙な言い回し（ツンデレ口調）になっている。

≪秘術≫
ピュピュは自分の体の一部を他の生き物に変化させる事が出来る。 背中に翼を生やしたり、足を魚にしたり、耳をウサギ耳にしたりなど。

■山田健太（やまだ　けんた）

本作の主人公。ごく普通の学生。 ファントゥマーヤー国王に『祈祷』とやらによって選ばれ、 ある日突然、アーニャに日本文化を教える事となった。女好きで、若い女の子にはつい声をかけてしまう軟派男。 だが、あまりにがっつき過ぎるために、一切モテず、 いまだ童貞。オナニー少年。 ゆえにエロに対しての興味は尋常ではない。ある日突然、家にアーニャに押しかけられる。 拒否をするも国家権力も絡み、受けざるを得ない状態に。 日本の行事を通して、アーニャ王女に日本の文化を学ばせるという 大役を授かってしまう。 しかしながら、その学習方法は自由。 健太はそれならば、自分も楽しめるのではとないかと思い立つ。実家は寂れた神社。 近くに浜辺があり。裏手の方には大きな桜の木がある。 両親は長期旅行中で不在。現在家には健太一人。 そのため宮司見習いとして神社の管理も任されている。