伝統ある名門、櫻谷学園。
そこは良家のご令嬢を汚れた俗世間から隔離する為に作られた美しい箱庭のような世界。
主人公「神成正義」はそんな場所で4年ほど教師として勤めていた。
まだまだ若手ながら、「温厚で真摯な先生」と教職員・女生徒達の多くから慕われている。
しかし、その正体は裏で数々の女生徒を甘い仮面と巧みな話術で誑かす淫行教師だった。
ご令嬢が笑わせる。
結局のところ、女なんてどいつもこいつも同じだ。
放っておいても自分に言い寄ってくる女生徒達に、正義は呆れ果てていた。
そんな折、クラスで孤立気味になっていた弱気な美少女「桐原ユキノ」の姿が彼の目に留まる。
---桐原さんは「本物」だから、近寄りにくい。
同級生にも一目置かれる気高い少女の姿は、久しぶりに正義の食指を動かした。
正義は教師として真剣に桐原の相談に乗りつつ、次なるターゲットとして彼女を見定めていく。
桐原もまた、そうする内に正義へ淡い好意を募らせていった。
無垢なお嬢様が脅され、犯され、穢される!
今作ではヒロインを甘い言葉で誑し込むのも、
強引に脅迫して手籠めにするのも自由です。
しかし、不純な動機で近づいた主人公もまた接するうちにヒロインに対して特別な感情を抱くようになり……
『箱入少女』は、そんなちょっとだけ不器用な恋の物語です。