フリーゲームの傑作Nepheshelやイストワール、そしてFanastasisを思わせる中編RPG
難易度もそれらに比べると低く(上記の3作では後発のFanastasisが難易度的や遊びやすさ的にもっとも近いか)、それでいてマップギミック等のボリュームがそこそこ満足できる出来だったのは嬉しい
ギミックも注意深く観察すれば大体分かるもので意地悪なパターンは少なく、それでいてヒントは基本的に出さないといった程よい突き放し感がまたいい(攻略サイトも豊富なので、隠しアイテムに詰まったらそちらで確認するのも良い)
戦闘もレベルを上げて隠しアイテムをしっかり拾えば、一部のボス以外は何も考えなくともどうにかなるバランスなのも良い。その一部のボスは回復をしっかり整えたり弱点となる状態異常を駆使すればといったところ。以前のボスの応用でクリアできることもあるので、そこも面白い
世界の謎も各地に散らばる手がかりを繋ぎ合わせればジグソーパズルのようにピタッと当てはまるものになっていて、それを推察する楽しみがあるのもオススメできるポイントの一つ。例えば、ある登場人物の正体に気づいた時、その人物に同情を寄せるか、それともその人物を愛する友と位置づけつつも激しい怒りを顕にする別の人物に共感するか、多くを語らない物語であるが故に自分なりの答え・感想を抱けるのは素晴らしいとしか言いようがない
ネフェイスト系探索RPGの入門作としてもオススメできる傑作といっていいだろう
エロゲーとしても男主人公によるハーレムもので、竿役が男主人公のみ、それも和姦のみというのが非常にありがたい
エロも質量共に(単体としてみれば)そこそこ満足いくもので、特にヒロイン達が主人公との行為に(最初こそ若干訝しがる素振りを見せるものの、基本的に)割と乗り気なのも嬉しいポイントだった
エロありRPGとしても傑作の部類に入るのではないだろうか
敢えて言うならハーレムシーンのボリュームが少ないのが残念なところ、特に主人公対ヒロイン全員シーンはあっても良かったと思う(最終的に全員が主人公に好意を寄せるのは分かるだけに)
それとは別に、Hシーンの適度なインターバルは、冒険における緊張感とそれを解す緩急であり、没頭させる構図になっているのも見逃せない
若干あと一歩これがあればと思うところはあるものの、トータルとしてはゲーム性もエロも兼ね揃えたかなり理想に近いエロRPGであることは間違いない
まだプレイしていないなら、是非プレイすることをオススメする