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1期・三村紗枝：インタビューや偽クイズ番組、最初と2回目の輪●の間の話し合いパートがないなど、細かくカットが入り見やすいテンポになっている。ただ氷風呂責めのシーンは１期の見せ場でもあるからもう少し欲しかった。台本についてはAVであるからには有って然るべきだと思うし擬似も必要だが、3回目の輪●でアナルを使用するくだりは少々お粗末。よく見ると四つん這いにさせた股の間から肛門に入っている筈のペニスが見えるのでは？　男優の「ガバガバになってるよ」「ずっぽし入るなぁ」等のコメント、肛門が裂けた映像では発売できないといって囃し立てるのはリアリティを出したいがために寧ろリアリティを失くしているので単純に作品として良くない。

2期・瀬奈ジュン：沙枝ちゃんがブログで「頑張りました」と紹介（HP自体はなくなっているがそうした証言はスレッド等で見られる）したのでヤラセ疑惑を挽回する為にかマジっぽさのある２期。１期と同様主要パートは残しつつのカットなので満足度は原点とほぼ同じ。飲酒→輪●→首吊り強●は移動が頻繁で人数も多いので間延びするが見せ場でもあるので切り貼りが少々難しかったろうと思う。

3期・星崎アンリ：カット部分はファン感謝祭の序盤と首吊り強●部分。男優と絡みながらファンに触られたりぶっかけられたりする陵●パートは、こちらをカットし首吊り磔状態で弄ばれる方を入れた方が雌嬲会を象徴する作りになったと思う。また１・２・４期はラストが再強●への拒絶の悲鳴・首吊り死への予感からの絶叫・完全脱力で助けの手がない場での落下…と肝を冷やさせる終幕だったので３期の連続中出しが終わり唖然としながら囲まれた状態で終わりというのは拍子抜け。

総評：長ったるい冒頭インタビューや茶番部分、説得パートが短くなっていて、何ならば冗長になりがちな輪●パートも良い塩梅に編集されていたし見やすかった。とは言え単なる輪●パートよりも優先すべき各作品の見せ場が少々おざなりな印象があり制作側がセールスポイントを分かっていないとも見えてしまう。第４期ましろあい後の発売だそうで、どうせなら１～４期までの総集編にすればより良かったのではないか（『天使堕ツ』を見越してのラインナップか）と思うし、『凹女凹』総集編のようにお蔵入り映像の収録も期待していたのでそれがなかったのは残念。もう制作はできまい（しなくていい）から意見を参考にしてもらっても困るが。

　ロ●系女優を騙して輪●しディルドハンマーや強●飲酒、首吊りムリヤリで心身ともに責め立てる鬼●総決算。悪名高い同社メーカーのオマージュがふんだんに散りばめられた最後のあだ花のような一作だ。某ショップで発売イベントも行なわれたり、ましろあいちゃんがこれ以降も活動を続けていたり、スタジオの入り口から見て右手に「秒速ムリヤリ伝説」で男優がインタビューを受けていたソファがあるがこれに座るあいちゃんの写真もあり初見ではなさそうだったり、見知った汁男優（灰色のシャツを着た、老け顔で声が特徴的な男。他だと割と物静かなのに雌嬲会では星崎アンリちゃんに対しても嬉々として卑猥な言葉を浴びせている）がいたり、アナルへの挿入がはっきりしていなかったりと「ガチ」を謳うには怪しい点が見られるが（AVとしてはそれで良い）、普段は大人しいましろあいちゃんの迫真の悲鳴や下衆な男たちへの罵声（「はなせ！」「（触ってねぇよという男優に）あぁ？　触ってんだろ！」など）、許しを乞う悲愴な様子、肉穴人形にされた虚ろな表情は嗜虐趣味の人間には堪らないだろう。小さな身体で頑張って逃げ出そうとするが、わっしょいわっしょいマットに連れ戻す男たちのふざけた様子には怒りも沸く。挿入のたびに中出しされ、見せつけるように溢れ出す精液の迫力も満点。ガチ輪●ラストで呼び込まれる童貞の筆おろしと、あいちゃんを抑えつける周りの男たちの「初めての女だ！」「お前の旦那さんだ」という野次の最低さも、ムリヤリという行為の悪逆度合いを高めている。スナッフフィルムとして扱うべし。

　主演のましろあいちゃんも素晴らしく、トランジスタグラマー自体は業界に少なからずいるが、ここまで綺麗なおっぱいの形は貴重だろう。睡眠姦でも首吊りされても崩れない巨乳も見所だ。パイパンのイメージが強かったがこの時は適度に生えた陰毛もいい。

　マイナスポイントとしては後半の繋ぎの雑さがある。ガチ輪●終了からシャワールームで背中を丸めてさめざめと泣くさまを映すのはいいが、シャワーを終えてメイクを整え少しでも落ち着くまでの様子も欲しかった。また強●飲酒での泡吹きから首吊り状態になるまでのカットも作ることで、女優がオナホ人形扱いされている印象をより強められたのではと思う（２の瀬奈ジュンちゃんの時は泣きながらブロックに乗せられる姿にそそられたので、それとは異なるアプローチを期待していた）。

　DVDの初回特典として別視点の映像が配布されたと聞くが、これは現在ではほぼ入手不可能だろう。『天使堕ツ』に蔵出し映像などと一緒に収録されていればそちらの購入も視野に入れたのだが、そういうレビューは目にしないので残念だ。