緑山高校(9)
作品紹介
凄まじい二階堂の剛速球。スピード・ガンは何と178キロを示した。だが岬田のクロスファイアー・ボールは、途中で消えてしまう魔球である。犬島が激打するが、自分の打撃に酔いしれて走るのを忘れ、1塁アウトとなった。そして両者譲らぬ投手戦となる。左打者の二階堂には、ボールが消えずに見えたと聞いて、花岡も左打席に立つたが、打てなかった。まやかしではなく、鋭い切れがボールを消えたように見せていたのだ。岬田は相棒の海豊をも打ち取れる球を編み出すために、1年を費やしていた。5回を終わって、0対0の同点が続く…。
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