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作品紹介

「クソっ！リア充共が爆発しろっ！」
俺はいつも授業が終わるとそそくさと下校して自室でSNSに耽るしがない非モテ野郎だ。
成績もルックスも中の下で他の人間からは特に見向きもされない。おまけに陰キャで特に女子とは緊張してまともに会話も出来ないときた。友達らしい友達もいないので帰宅部の俺はいつもSNSでせっせと愚痴をぶちまけていた。

「ん？何だこのメッセージ？」
そんな俺に知らないアカウントからメッセージが届いた。それはシコパコリン製薬という聞き慣れない新興の製薬会社の公式アカウントからだった。その内容は俺のこれまでの愚痴を見て是非我が社の新薬の治験をしてもらいたいとのことだ。その新薬が何と服用するだけでモテモテになるという信じがたいものであった。

「怪しすぎるだろこんなの。だけど……」
俺は考えた。このまま生きたとしても30歳で余裕の魔法使いデビューを果たしそのまま童貞として生涯を終える自信があった。なら一か八かでも賭けてみた方が良い。俺はすぐに返信で本名と住所を伝えた。すると数日後にはもう小包が届いた。怪しい俺宛の荷物を訝しむ親の目線を避けながら小包を開けると梱包材に包まれたカプセル錠が１錠入っているだけだった。今更背に腹は代えられない。意を決して俺はその薬を飲んだのだ。

「本当にモテモテになるんだろうな……」
次の朝、俺はいつも通り登校していた。薬を飲んでも身体には特に変化はなかった。薬の効果を疑いだしていた時、突然肩をポンポンと叩かれた。

「おはよう○○君、一緒に行こうよ♪」
俺に話しかけてきたのは同じクラスで男子に一番人気の可愛い子だった。会話した事も話しかけられたこともない彼女が親し気に近寄ってきて俺は言葉を失った。さらに奇跡はこれで終わらない。

「先輩、おはようございます♪」
「あら〇〇君、今日二人きりになれるかしら？」
「ねえねえ、君って隣街の〇〇君だよね！」
後輩に先輩、さらには他校の子まで可愛い子ばかりが俺に近づいて話しかけてくる。それになんだか俺のことをいやらしい目で見ているようだ。

「これはひょっとしてひょっとするのでは……」
こうして俺のモテモテ学園生活が幕を開けたのであった。

【注意事項】
※この写真集に登場する人物は全て人工知能(AI)によって生成されたイラストであり、実在しません。
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※本作品はStable Diffusionを使用して制作しております。
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