コイン5倍 COMICネクロシスvol.8
作品紹介
《リョナジャンルに固執妄想して贈る、どこを切っても泥ドロな血しか流れないリョナ・オンリーアンソロジー第8弾が登場!》
リョナコミック界の新進作家が集結して贈る、禁足的描き下ろしアンソロジー全5作品!!
1周年を迎えた「ネクロシス」ですが、次の2周年に向けてタイトルロゴを一新しました。これからも「ネクロシス」にご期待ください。
さて、その今号ですが、表紙はお馴染みのスーパー絵師broilerがゲットレディ★血風呂につかった2人の美少女が、読者を妖しい深紅の世界へ誘います。
コミック作家陣のトップは、久々登場、生皮KOALAがヤッてくれます!
新米のサキュバス娘は人間界に降り立って、さっそく若くて気弱そうなイケメンに接近(ナンパ)するが、そのイケメンにもある秘密があって…。
今作は、得意の「火責め」は封印しておりますが、その分これまで以上の、それこそ言葉では表現できないくらいの残虐な責めが読者を襲います!(火責めは今作の後編で、つまりは次回作で…もしかするとゴニョゴニョ…)
そして次も久しぶりの登場、気鋭作家・銀茶が、期待の新作で好発進します。
縄師である祖父の跡を継ぐべく、孫の総一郎は修行に挑むが、祖父の用意した縄奴●が、なんと彼のクラスメイト女子で…!?
緊縛、鞭打ちと、いわゆるSMプレイをリョナ的なテイストでお届けする今作、肉体的な痛みは言うまでもなく、精神的な痛みとその駆け引きも見逃せません。
次の紹介は、毎回ほぼレギュラーとして気炎を吐く「丸呑み」でお馴染みのタクが、またまた新たな「丸呑みモンスター」で読者を怪奇の闇に引き寄せます。
クラスでも仲良しな女子4人組に嫉妬の目を向ける陰キャ娘、彼女はとてつもない方法で身勝手な復讐を決行するが…。
本当のモンスターとは、どんなに具現化された怪物でもなく、人間が心の奥底に潜ます闇そのものではないか、と考えさせられるお話です。
その他、これまた久しぶりの登場で、ショート作ながらドス黒い血でパンパンに膨らませたような密度の濃い戦場悲話を謳いあげる、ストーリーテラー戸村水仙、また今作で三連続掲載を果たす絶好調作家・岩久月が描く、人間の少年と異形の娘との交流と誤解、そして確執を描いた痛切極まりない物語と、リョナとして、そして漫画としても見ごたえのある充実のコンテンツ全5作品を、ぜひご覧ください!!
世の様々な禁忌を呼び覚まし、心身を追い詰め、誰もが血尿ダダ漏れ間違いなしの…この逆キュン死エンターテイメントをお見逃しなく★
《表紙イラスト》
broiler
《執筆作家陣》
生皮KOALA/銀茶/タク/戸村水仙/岩久月
《収録作品》
【落第淫魔でも恋がしたい!―前編―】生皮KOALA
魔界学校(義務教育)を卒業し、晴れて人間界デビューを果たした新米サキュバスのヴィルヘルミーナ(みーちゃん)は、親切に接してくれた人間の青年ケンゴくんをさっそくゲット!
彼を自分の恋人(性飲パートナー?)と無理矢理に決めて、初めての人間界の街々を二人でデートと決め込むが、デートも終盤になって、みーちゃんはケンゴくんの家に行きたいと、サキュバスの面目躍如とばかりに誘惑の瞳で彼を魅了する。ケンゴくんは、どうなっても知らないぞと彼女を自身のマイホームに連れて行くが…。
《果たしてみーちゃんは、ケンゴくん宅で無事にエロい関係になれるのか……もちろんそんなはずもなく、人間が淫魔を凌駕するという、史上稀に見る究極の残虐シーンが展開します!!》
【見習いの縄師と人形】銀茶
縄師の祖父に憧れて、その世界に足を踏み入れようと祖父宅を訪れた孫の総一郎は、祖父が用意した修行用の縄奴●に驚愕する。
目の前にはクラスメイトの美香が無表情で立ちすくんでいる。
美香の母親は祖父の愛奴で、また借金でがんじがらめにされており、今回、娘の美香を献上したのだ。
祖父の真意が計り知れないと疑念を抱く総一郎だが、クラスで一番の美少女を前にして、その反抗的な目に加虐の火がついたのか、彼は眼鏡をはずし、美香を自分好みのメス豚に調●しようと決意するのだった。そしてこれより、美香にとっての緊張と緊縛に満ちた地獄が始まる…。
《クラスの女子の口にボールギャグを噛ませ、その柔肌を縛り上げて幾度も鞭打つシーンは圧巻で、同性代、それもまだまだ青々しい男女によるこの被虐の連続は、妙に胸打つものがあります》
【暴呑の宴】タク
ウミ、エリカ、イクノ、アイの女子4人組グループは大の仲良しで、いつも一緒に行動しており、今日もスイーツの話で大盛り上がり。
だがそんな彼女たちを良く思わない生徒が一人、陰キャ女子の杉山さんである。
彼女は「不良共が」と口を尖らせ、今時のJKたちを陰気な目で見据えるのだった。
して放課後、追試を終えたアイ以外の三人は、次なる用事で理科室に向かうが、扉を開けるも灯りはついておらず、思わずイクノが中に入ると、上から得体の知れないモノが降って来て、イクノの上半身をズッポリと呑み込むのだった!!
《嫉妬という身勝手な理由だけで、何の罪もない少女たちが怪物に丸呑みにされる、いわゆる〈胸クソ系〉作品ですが『本当の怪物は人間自身である』ということを教えてくれる問題作でもあります》
【戰 歌】戸村水仙
少年少女すら兵士として銃を持たねばならない途上国の戦争。
褐色肌の眩いカタリナという名の少女も例外ではなかったが、その少女性ゆえに、彼女は常に上官から体を求められ、時には強●的に、また時には複数人、いや大人数の獣欲を相手にしなければならなかった。
そして訪れたカタリナにとっての初めての戦場、彼女には更なる悲痛な運命が待ち受けていた…。
《カタリナの親友である「私」が一人称で語る、過激描写の連続ながら淡々と進む今作は、自らの歌声が響く未来を信じてやまない彼女の、その短き人生を追体験させる濃密な短編です》
【半獣の森】岩久月
主人公ロビンは、薬草を採取するべく今日も山へと登る。
人間と、半獣と呼ばれる異種族との争いが絶えないこの世界では、人間は常に半獣に警戒せねばならず、ましてや半獣が生息する山へ入るという行為は危険極まりないのだが、薬草採りを生業とするロビンにとって、それは避けられないことだった。しかしロビンは出くわしてしまった…その凶暴無比と言われる半獣と。
頭には獣と違わぬ毛むくじゃらな耳が上に二つピンと立ち、大きな目はやはり二つあって、ロビンをジッと見据えている。
しかし半獣は、いや彼女はとても美しかった。まるで人間の、乙女のように…。
《人間の少年と半獣の美少女とのほんのわずかな交流に、排他的な大人たちが取った短絡的で無慈悲な行動とは――多様性が叫ばれる現代において、今作は重要なテーマを秘めています》