作品紹介
様々な種族の中で最も地位が低いとされるのが『亜人』だ。
人里離れた小さな村で母親と細々と暮らしていたミアは、
ある日、人攫いに襲われ母娘ともども奴●商に売られてしまう。
“せめて娘だけでも”と、母親は1枚の写真を渡し、ミアを逃がす。
擦り切れた写真の隅には、親父の字でこの宿屋の場所が記されていた。
この少女の母親……親父がかつて恋した亜人の女で間違いない。
俺は、ミアをしばらく置いてやることにした。
身体はひどく貧相で、汚れきった不潔な髪。
何一つない少女に見返りは求めていなかったが……
「……私……もっと必要とされたいですっ……
今夜もいっぱい、ご奉仕させてください……