エルフィーナ~淫夜へと売られた王国で…~
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作品紹介
フィール公国…。ラグラジェア地方の片隅に位置する小さな国家。
城は「ラグラジェアの宝玉」と呼ばれる美しさで、「白の至宝」と言われている美しく優しい公女がいることで有名な国家。
そんなフィール公国の平穏は突然終わりを告げる。隣国の大国ヴァルドランドが武力侵攻してきたのだ。
だが、占領に際しての略奪・暴●などは一切行われなかった。兵士達は整然と速やかに担当場所を制圧していくだけだった。
占領後、旧フィール公国に対する布告が行われた。
「生き残った男は、全てヴァルドランド本国に連行する」
「残りの住民は、全員、この街を訪れる者に対して、“奉仕”する義務を与える」
「奉仕以外の手段による収入は、こちらが定めた範囲内でのみ許可し、それ以外は認めない。また、生産、商業など、奉仕以外の営業は原則的に禁止とする」
「なお、奉仕とは、“あらゆる意味での奉仕”であり、その内容に関して住民は一切の拒否権を持たない。ただし、生命を直接奪う行為や、肉体を著しく破損させる類の行為は、固く禁ずる」
残りの住民はすべて女性。女性による奉仕…。
その日から、旧フィーナ公国は「国全体が売春街」となってしまったのである。
ヴァイス王子
主人公その1
ヴァルドランドの王子。「面白いから」という理念に基づいて行動する快楽主義者。
ヴァルド王家の血筋の中に時折現れる“未来を見る目”の持ち主。剣の腕も一流で“目”の力も相まって、一対一では敵ナシ。
形式にとらわれない性格から、若い層には熱狂的な支持を受けるが、保守派からは煙たがられる。
クオン
主人公その2
全身傷だらけの寡黙な剣士。隻眼。隻脚。
ヴァイス王の取り巻きに加わるが、本人については一切不明。数年前まで、フィール王国に住んでいたというらしいが…。
エルフィーナ
フィール公国の公女。
大変美しく、「白の至宝」と呼ばれることで有名。凛とした気高さを持ちながらも、民のことを想う優しい性格。
10年前、ヴァルドランドの前王子(故人)と婚約をしたところ、直後に王子は父王と共に死亡している。
アン
エルフィーナの侍女の一人。
性格は明るく、沈みがちなエルフィーナをいつも励ましている。エルフィーナにとっても心を許せる大切な存在。だが、ドジっこ。
幸か不幸か、そのドジぶりがヴァイスの目にとまり、ヴァイスのお付きに任命される…。
マーナ王妃
ヴァイスの父、パンディオス王の妻(後妻)。そのためヴァイスとは血が繋がっていない。パンディオスの趣味から際どいドレスを着せられている。
性格は穏やかで、優しい女性。5年前までヴァイスの教育係をやっていた。ヴァイスの初恋の相手でもある。しかし政略上の都合から、パンディオス王に嫁ぐことに…。
シーリア
フィール公国で宿屋を経営する女性。
優しくやわらかい感じの雰囲気。ニニアの姉。
クオンと何らかの繋がりがあるらしいが…。
ニニア
シーリアの妹。
元気でおてんばな性格。実は、目が見えない。
なるべく人目にはつかないように、宿屋の一室に隠れ住んでいる。
【ソフ倫受理済みタイトル】1600147M
このタイトルは一般社団法人、コンピュータソフトウェア倫理寄稿の審査済タイトルです。