

幼い頃に母親を亡くした「北野詩織」は父と兄、3人で暮らしてきた。
母が死んでからの父は人が変わって暴力を振うようになり、酒に溺れ、ギャンブルへとのめり込んでいった。
そんな父もしばらく家を空けたきり行方が分からなくなり、詩織は兄「北野信哉」と2人で生きていくことになった。信哉は学校を中退し就職。父に代わって詩織を養うため懸命に働いた。
詩織は少しでも兄の助けになればと家の家事をし、夜遅くまで働く兄の帰りを待ちながら、必死で学業に励んだ。
数年後、詩織は成績優秀特待生として都内でも有数の進学校へと入学。
一方兄の信哉もいままでの懸命な働きが実を結び、会社からの信頼を得ていた。
まだまだ経済的に豊かとは言えない生活だが、それでも兄妹2人には笑顔が戻り、慎ましくも幸せな日々を送っていた。
しかし、その幸せも長くは続かなかった。
ある日、いつもの様に夕食をとっていた詩織の元に「緒方巽」と名乗る人物が現れる。
「北野詩織だな?父親の残していった膨大な借金、お前の体で払ってもらおう」
有無を言わさぬ口調でそう告げた巽は詩織を車に乗せると、自らが管理運営する地下奴●調●施設へと向かっていった。

幼い頃は背が低く身体つきも痩せていたが、遅まきながら成長期を迎え、 今ではすっかり女性らしい体つきにへと成長した。早く就職し、自分を長らく支えてくれた兄に恩返ししたいと思っている。
性格は心優しく素直で前向きだが、少し抜けている所がある。
反面努力で学業成績上位を維持する頑張り屋。
