あらすじ
HOME十数年前に開発された、丘陵地にある大型の団地。
その中、地元を離れることもなく育った俺は、
特に何も考えず親の店「サトウ米穀店」で働いている。
仕事と言っても団地のお得意さん達に注文の品を届けたり、
御用聞きをするような力仕事ばかりだ。
暇を持て余した奥さん達の話し相手をさせられて、
断り切れずにお茶をご馳走になったりすることもある。
中には露骨に誘惑してくる奥さんも居たりして、色々と大変なのだ。
もちろん、そんな誘惑に乗ったりはしない。
でも、俺だって男だから、その誘惑を完全に無視することは出来ない。
しかも相手は色気溢れる人妻達だ。
ここ暫くは彼女も居ないし、悶々とした日々を過ごすことが多かった。
そんな人妻達の中でも、特に気になっているのが霧谷さんと藤田さん、二人の人妻だ。
どちらもまだまだ若くて、俺からすると魅力の塊のような存在。
出来る事なら、一度お相手願いたいなんて、そんなことも考えたりする。
もちろん、あくまでも妄想の中だけの話だ。
じっさいに手を出すなんて、そんなこと出来るはずがない。
「さてと、今日はどっちのお宅から回ろうかな……」